長崎県新上五島町に、ヨコワの買付けに行ってきました。

はじめまして、サンライズファームの富樫です。

先日、長崎県新上五島町(しんかみごとうちょう)に、ヨコワ(黒まぐろの稚魚)の買付けに行ってきました。

買い付けたヨコワは、活魚船で生きたまま当社大月町の養殖場まで運びます。その後、この「黒いダイヤ」の原石たちを2年間大事に大事に育てて、再来年の7月頃1尾あたり50㎏台から販売開始、最終的には、3年後の7月頃に同80㎏台で販売終了となる予定です。

宿毛市から長崎県新上五島町へ~半日かけて移動~

まず、宿毛駅始発の特急電車で岡山駅まで行きます。そして、新幹線に乗り換え博多駅まで。さらに特急で長崎駅まで行っていったん下車。今度はタクシーで長崎港まで向かいます。その後、高速艇で有川港(新上五島町)まで飛んでから、最後は陸路で郷の首まで。🚃🚅🚃🚕🚢🚙

上記の経路で、宿毛を朝の5時半に出発、郷の首には夜の19時に到着。その間、乗り換え5回、所要時間なんと13時間半!の長旅です(汗)💦💦💦

郷の首港から望む若松大橋。西海国立公園・若松瀬戸に架かる全長522ⅿのトラス橋です。まるで白鷺を彷彿とさせる美しさ!!

積込み作業~ヨコワは網ですくうと死んでしまう!!

翌日、猛暑の中でしたが、養殖業者10名、活魚船作業員5名、そして私、富樫と総勢16名で、午前中のうちに積込み作業を終わらせます。

皆さん熱中症にならないか、心配になるくらいの暑さで、立ち会っているだけで作業行わない私ですら、クラクラとめまいが(汗)💦

ちなみに、ヨコワはブリと異なり、網ですくってしまうと死んでしまいますので、活魚船に積込む際には、海上の生簀と活魚船のカンコ(船上生け簀)を網でトンネルのようにつなげて、約2,000尾のヨコワを活魚船に大事に泳がし込みます。

あらかじめカンコの内側に、こうして格子模様のペンキを塗っておきます。
こうすれば、ヨコワがカンコ内の壁にぶつかりません。「黒いダイヤ」の原石たちがぐるぐると元気に泳いでおります。

帰りは活魚船でぐるっと九州ひと回り

長崎県新上五島町からは、赤潮の影響避けるため、北九州側の関門海峡や豊後水道を航海するのは避け、鹿児島側からぐるっと東シナ海を通る航路(甑島西側航路)で、高知県大月町まで運搬。積込日から中一日で、当社大月町の養殖場に到着です。

以上で買い付けの旅は終了。関係者の皆様、ありがとうございました。そして、ヨコワちゃんも、長旅お疲れ様でした。😀

この活魚船で、九州を鹿児島側からぐるっと一回り、高知まで運搬します。