牧歌な瞬間~そのとき僕は風になった~

こんにちは、孤独のカブ主こと、サンライズファームの藤田です。

少し前になるのですが、昨年9月下旬に四国カルストに行ってきました。
四国カルストは、日本三大カルスト(他は山口県の秋吉台、福岡県の平尾台)のひとつで、愛媛県と高知県との県境にある侵食された石灰岩からなる台地です。
標高約1,400m、東西の幅約25km。どこまでも続く、空気の澄んだ冬の青空と山々の稜線、広大でなだらかな山肌に点在する石灰岩(カレンフェルト)、そして、放牧されているたくさんの乳牛たちに癒されながら、ゆったりした時間の流れの中、四季の変化に富む大自然の360度パノラマを堪能できます。

とりわけ、「天空の道」(県道383号線)と呼ばれる一本道からは、高い標高の開けたエリアに点在する民家、牛舎、サイロなどを横目に、のどかで牧歌的な風景にどっぷりと浸りながら愛車を飛ばしている自分。真っ青な空に浮かぶ真っ白な雲の下、大草原に遊ぶ牛飼いにでもなったような気持ちになり、ライダー冥利につきます。

そもそも、今回も目的地の選定としては、YouTuberのWoka Rider(ヲカライダー)さんの動画を観たことが大きいです。「そうや、せっかく四国に移住したんなら行くべきや」と、天の声が聞こえました。思い立ったら吉日。ガソリンは満タン、メットを被り、エンジンキーをひねって出発。気持ちを上げていくぜ、可愛い俺のホンダ・カブ。片道150キロを一心不乱に走ります。イェィッ、絶好調!

現地に到着して後悔することもありました。出発時の宿毛の気温が30度前後だったため半袖という装いだったのですが、標高の高い四国カルストでは21度と気温が低く、上着を一枚持ってくるべきだったと大いに反省しました。自然とくに山をナメたらアカン。なにごとも、備えあれば憂いなし。仕事も遊びも、日々勉強ですね。

カルストは季節ごとにまた違った表情を見せるのだそうです。次回は、別のルートから攻めてみたいなと思っております。それでは、またっ。