小さな小さな命が教えてくれたこと。

皆さんお久しぶりです。サンライズファームの門脇です。
暑い熱い夏が過ぎ、ようやく秋らしく、そして肌寒くなってきました。養殖場も夏の時期の生温かった海水とは大違いです。

ところで、皆さんは、もうこたつなどの暖房器具は準備されましたか? 私は毎年限界まで我慢に我慢を重ね、もう無理だ!という状態になって初めて暖房器具を使用しています(笑)。
そして、毎年この時期は、おでんや、鍋が美味しい季節ですね。そんなわけで、今回は同僚たちと鍋パーティをしました。博多風もつ鍋です。
仕事の後、西島君とスーパーで材料を調達しまして、同期の藤田君の家に集まり、鍋を囲みます。他愛ない話をしつつ、盃を酌み交わしながら、気心知れた仲間とつつく旬の料理。やがて心地よい酔いが回ってきて、仕事の疲れも忘れてしまいます。皆さんは冬にかけてのこの季節、どんなものを召し上がりますか?

そうそう、寒いからと言って、部屋にこもってばかりいると、人間は自律神経を乱してしまい、季節を感じられなくなってしまうようですよ。結果、体温の調節機能が正常に働かなくなるとのこと。体を温めるためにも、そして新鮮な外の空気を体に取り込むためにも、思い切って散歩などしてみてはいかがでしょうか?

私は先日外出した際に、シーボルトミミズに出くわしました。西洋医学の祖、シーボルトが長崎出島から祖国ドイツに持ち帰った標本にあったことにちなんだ純国産ミミズ。ミミズにしておくには勿体ないほどの(失礼)青く美しい体色と、最大で40cmにもなるとも言われる大きさが特徴の日本最大の種です。ふだんは尾根から斜面にかけてばらばらに生息しているようですが、この時期は一斉に谷底に集まって越冬すると言われています。

備えあれば憂いなし。私たちも彼らにならって、そろそろ冬支度に取り掛からないといけませんね。そうやって君たちは種の保存のため、頑張って次の世代に命をつないでいるんだね、ミミズ君。では、私たちも頑張らないと!

皆さんも体調崩されぬよう、ご用心ください。
それでは、失礼いたします。