皆様、こんにちは。
サンライズファームの島田です。
日本列島がようやく桜で咲き乱れるようになった今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
さて、高知県のほぼ中心を流れる仁淀川(によどがわ)。国土交通省の水質調査で、「水質日本一」に何度も選ばれている清流です。著名な自然写真家である高橋宜之氏をして、「仁淀ブルー」と言わしめた、その透明度の高さと美しさは後世にも伝えたい貴重な自然遺産です。
「仁淀ブルー」自体は市内のさまざまな場所で見ることができますが、今日は観光名所にもなっている仁淀川の支流「枝川川(えだがわがわ)」にある、「にこ淵(にこぶち)」まで足を伸ばしてみました。
それは高知市内から車で1時間ほどの山奥。まさに「仁淀ブルー」をもっとも体感できる神秘的な空間です。豊富な水量が勢いよく滝つぼに飲み込まれるダイナミックさと、木々の間から差す光の角度で宝石の輝きのごとくキラキラとまばゆい輝きを放つ水面。時間帯によって、エメラルドグリーンやターコイズブルーにも変化します。透き通った「青」はここでしか体験できない、まさに秘境、奇跡の清流です。
「にこ淵」には、水神の化身とされる大蛇が棲む伝説が古くから言い伝えられています。ここ「仁淀ブルーの聖地」は、地元の人々も近寄らない神聖な場所。誰しも思わず息を飲むような幻想的な世界に誘われるでしょう。真に美しいものに遭遇した人間は感動のあまり言葉を失うのだと、あらためて実感しました。
私はといえば、現実世界にもどってしばらくたちますが、おやどうしたことでしょう、まだあの美しい「青」の余韻が残っています。年月をへても、季節は変われど、変わらない自然の神秘。そして、初夏はすぐそこまでやってきております。皆様におかれましては、朝晩の寒暖差などで体調崩さぬよう、どうかご用心ください。
それでは、ごきげんよう。